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中島村にある、JAしらかわ野菜・果実選果場を訪問させていただきました。

この選果場は、トマト・キュウリ・果物等の複数の品目の選果が可能となっている県内でも有数の施設です。
まず最初にきゅうりの選別の様子を見せていただきました。
選果員さんによって、選果規格ごとに手際よく分けられます。

            

            

選別されたきゅうりはその規格ごとに箱詰めされ、首都圏などへ向けて出荷されます。
現在は一箱(5kg)平均1,000~1,200円ほどですが、今夏の悪天候の影響で一時、一箱3,500円以上まで値上がりしたそうです。
最近は市場での価格は落ち着いていますが、天候によって価格が変動するんですね。
次に生産者から持ち込まれた農産物の放射性物質検査が行われていました。
細かく切り刻まれ、1キロあたりの線量を計測しますが、1つの農産物を計測するのに10~15分かかるので、1時間では4~6つしか計測できません
出荷前に放射性物質の基準値を確実に下回っていることを確認する大事な検査です。
現在は、持ち込まれたものの全てが「不検出」であるそうです。

            

こちらの選果場は、キュウリの選別の他に、数種類の作物を選果できる、全国でも珍しい施設であり、
取材日にはトマトと梨(新高)の選果を同時に実施していました。

            

トマト「りんか」

            

梨「新高」
一階の搬入口からエレベータで二階に上げられ、トマトと梨がそれぞれのラインに入っていきます。

            

            

選果員さんたちの手により、トマトや梨に傷などが無いか一つ一つ丁寧にチェックされます。

            

            

            

黄色いコンテナが梨、青いコンテナはトマトと色分けしています。
その後、選別機・内部品質センサ・カラーサイズセンサを通して重量・大きさ・糖度などが一瞬で計測され、全て自動で品質ごとに分けられます。

            

その後箱詰めされ、トマトも梨も1つのラインで一階へ運ばれ、首都圏など各地の市場等へ出荷されていきます。

            

            

トマトと梨が合流!

            

トマトと梨を追い、一階へ移動すると、そこにはそれ以外の沢山の野菜も出荷を待っている状態でした。

            

この選果場は集荷場としての機能も有している事からJA管内で生産された様々な園芸作物が集められています。
この日はトマトやキュウリの他に、春菊・モロヘイヤ・ほうれん草・ブロッコリーなどが出荷を待っていました。

            

            

ブロッコリーは品質を保つ為、一部氷詰めにして出荷します。
また、選果場に隣接して米の倉庫がある事から、県南地域で生産された米の全量全袋検査も見学させていただきました。

            

倉庫内にはしらかわで生産された「天のつぶ」「コシヒカリ」等の米袋が山のように詰まれています。

            

お米は一袋一袋、全ての袋を機械に通し放射性物質検査を受けます。

            



この日私達が見たものは全て5Bq以下で、いわゆる測定下限値未満でした。
福島県産米の安全が叫ばれていますが、この結果を見るとさらに安心できます。
この全量全袋検査は10月いっぱいでほぼ終わり、随時出荷されていきます。
福島県内で出荷される農産物は、このような工程を経て市場に流通します。
米も野菜も、厳しい放射性物質検査を通過したもののみが皆さんの手元に届く仕組みになっています。
これは福島県県南地方だけでなく、福島県全体がこのような検査体制となっています。
どこよりも安心・安全で美味しい農産物を全国にお届けする為に、福島県の生産者やJA等の関係者は精一杯頑張っています。
JAしらかわ様、取材を受けていただき、ありがとうございました。