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白河市表郷のトマト栽培農家、吾妻一郎さんにお話をうかがいました。
吾妻さんはJA東西しらかわのトマト部会支部長、園芸協議会会長をなさっています。春から秋のトマトの栽培だけでなく、米の栽培と冬季にはニラの栽培も行っています。 現在出荷されている大玉トマトは、4連棟の大型のビニールハウス(約35a)で栽培されており、ビニールハウスは加温が可能なため収穫時期が長く、6月初旬から11月初旬まで収穫が可能です。収穫されたトマトは農協と首都圏に向けて出荷されています。

↑吾妻さん

栽培しているトマトは王様トマトと呼ばれる「麗夏」で、酸味と甘みのバランスがよく、糖度は6~7度ぐらいになるそうです。ヘタの反対側の「花落ち」部分が5円玉ぐらい赤くなったものを収穫し出荷します。トマトの糖度は「花落ち」部分が赤くなる時期にほぼ決まり、トマト全体が赤くなったものと、「花落ち」部分だけが赤くなった状態で収穫したトマトの糖度は変わらないそうです。出荷されたトマトは市場などを経て、お店に並ぶ頃に全体が赤く色づくということです。

↑徐々に花落ち部分に色が付き出荷となる

受粉作業には、マルハナバチを使っているのが特徴です。マルハナバチ(セイヨウオオマルハナバチ 体長約20mm)は、オランダより輸入されるたいへん高価なハチで、ネットを張ったビニールハウス内に放されています。また八チを使った花粉媒介はトマトの糖度が増すと言われているそうです。

↑マルハナバチ

「トマトの糖度を上げることにこだわりすぎて、水分を極力与えないなどのストレスをかけた栽培は邪道と感じている。多くの方にみずみずしく美味しいトマトをたくさん食べてほしいと思っている。」とお話いただきました。農業を初めて49年の大ベテランの吾妻一郎さんですが、「長年トマト栽培をしても、トマトの味、収穫量ともまだまだ満足できない。」とおっしゃっていました。
お忙しい中、取材を受けていただきありがとうございました。