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矢祭町「ナメカワ園芸」の滑川裕之さんにお話をうかがいました。
 滑川さんは以前、コンニャク芋・トマト・しいたけの栽培を行っていましたが、価格の変動が激しく収入が安定しないなどの理由から30年ほど前に鉢物栽培を開始しました。矢祭町で生産されている鉢物は、久慈川や矢祭山などの豊かな自然に囲まれた環境で育てられ、全国で最も注目される鉢物産地のひとつとなっています。

↑滑川裕之さん

 現在(12月)、出荷の最盛期を迎えた「ミニシクラメン」は約20年前から栽培を行っており、現在は滑川さん夫妻と5名の従業員の方々、最盛期にはパートの方々を加えて朝8時~夕方5時頃まで作業を行い、それらは全国に向けて出荷されます。
 滑川さんは、開花時期をそろえる作用があるホルモン剤などは使用せず、有機質を多く含んだ土と貝化石などのミネラルを多く含んだ土を使用し、植物本来の免疫力を重視し、シクラメンが持つ本来の力で次から次へと花が咲き続けるような栽培方法にこだわっています。天候・気温をみながら適切に温度・肥料・水などの管理を行うことで花が病気にかからないよう工夫し、消毒回数を減らしています。

↑ミニシクラメン

 滑川さんは「病気などは自らが手をかけることである程度抑えることができるが、自然災害のようなどうしても避けられないものが一番怖い。いつも危機感を持って何が起きても最善を尽くせるように、十分な環境管理を日ごろから心がけている。そのように手間をかけて育てた花だから、購入してくれたお客様に『いつまでも長く咲いていたよ』『きれいだったよ』と言われることがとてもうれしい。現代社会の風潮のように、低価格のものを大量に生産するのではなく、心に響くもの、人の心をつかむものを生産していきたい。人の心を癒せればいいね。」とお話くださいました。

お忙しいところお時間をいただきありがとうございました。