第57回福島県農業賞を受賞された、北條農園(北條雄三さん、睦子さんご夫妻)にお話をうかがいました。
北條農園は、果樹を生産して約110年の歴史を誇る白河市東地域の果樹農園です。園内ではりんごやぶどう、梨など5種類の果樹(約50品種)や米、ブロッコリーの生産を行っています。現在(12月)はりんごの仕分けが盛んで、作業は12月いっぱい続くそうです。

北條雄三さん、睦子さんご夫妻

北條農園の果物や加工品は、白河市のふるさと納税のお礼品に選定されており、さらに、園内で生産されたりんごを加工して作った「りんご飴」は「白河ブランド」に認定されています。また、北條農園では6次化製品の開発にも力を入れており、りんご飴の他にもりんごジュースやももジュース、日本では珍しいりんご「グラニースミス」を使った「しあわせりんごケーキ」など、たくさんの人気商品を販売しています。
(白河ブランド:白河市では、現在「白河ラーメン」や「白河そば」、「白河だるま」などが全国的にある程度の知名度を有していますが、米やトマトなどの農産物や、その加工品等については、優れた産品があるにも関わらず、消費地においてはその知名度は低く、消費者等へその魅力を伝えきれていないのが現状です。そのため、平成20年度に策定した「白河市第一次総合計画」の重点戦略プラン(重点施策)のひとつに「農産物等の地域ブランド化と地産地消の推進」を掲げ、白河の誇る優れた産品を「白河ブランド」として認証し、内外に向けてPRしていくことで、認知度の向上、新規販路・需要の拡大による地域産業の振興、地域の活性化を目指しています。)『白河市HPより』

りんご飴・りんごジュース

福島県では毎年、農業の振興・発展に尽力した農業者に対して福島県農業賞の表彰を行なっています。今年は第57回福島県農業賞表彰式が行われ、北條農園を営む北條雄三さん、睦子さんご夫妻は、農業経営改善部門で福島県農業賞を受賞されました。

賞状が飾られていました

北條農園のある白河市東地区は、昭和50年頃から雹(ひょう)の被害が頻発していました。そこで、地域の果樹農家全体で「多目的防災網」を設置し、雹や台風などの災害に備えることに先導的に取り組みました。さらに、頻発する霜被害対策のため、地表面と樹高付近の空気を撹拌する「防霜ファン」を率先して導入するなど、自然災害の被害を最小限に抑え、安定した農業経営の確立に貢献されました。
また、農産物の規格外品を利用した6次化製品の開発も積極的に行うなど、模範的な農業経営を行っていることなども高く評価されています。

多目的防災網

防霜ファン

最後に、「祖父母の世代は荷車に果物を積んで売りに行き、父母の世代は市場に売りに行き、自分の世代は直売所での販売が盛んになり、娘たちの世代ではSNSなどを活用したネット販売が有効な販売手段となってきている。時代の流れと共に販売方法は変化しているが、時代に合った経営を行うことで、先祖代々受け継いだ「北條農園」を後世に受け継いでいきたい。また、今後も皆さんに喜んでもらえる農作物を生産できるように努力していきたい。」とおっしゃっていました。
お忙しい中、ありがとうございました。
福島県農業賞受賞おめでとうございます!